私は、繁華街の自動販売機の隣のベンチで座っている。

勿論、私はいつもここにいる訳ではない。

今日は理由があってここにいるのだ。

「ねえ、お願い、私冬馬がいないと生きていけないの、別れるなんて言わないでよ」

「ごめん、お前より可愛くて、重くないいい女見つけたから」

「最っ低、私より可愛くて?、ふざけんじゃないわよ!あんたは私が可愛いからって言う理由で付き合ってたの?信じらんない!
もういい、あんたに話す事はもう無い。じゃあね」

あ〜女の本気って怖い。

いやーあの女の子も、色々と思、ってあの男、さっき言ってた女に会いにいくのかな?

わーお、いや、精神強いなあの男。

なかなか、「あ、やっほー、桃葉ちゃんじゃん、久しぶり」

声がした方を向くと、そこには怜先輩がいた。

「怜先輩、お久しぶりです。怜先輩どうしてこんな所に?」

「いやいや、それはこっちの言葉だよ。そんな所にいたら冗談抜きで、変な男の人に連れて行かれちゃうよ?」

おー、先輩いきなり核心ついてくるじゃないですかー、