魔法協会の責任者は出てくると挨拶してからすぐに宗介と䄭風と恋を外に回らせて車に乗せた。
要人用の高級な大きい車で、恋はそれまでそういう車に乗った事がなかった。
運転手と責任者の後ろから、宗介が聞いた。
「避難所って何ですか?」
「ああ、安心していいですよ。異世界人やワープしてきた人たちの避難所があるんです。多くは魔法覚醒者のために作られています。」
それから聞いた。
「魔法覚醒はされましたか?。つまり、魔法を扱える様になったかという意味で。」
「魔法って、銀色の光ですか?」
「ええ、自衛の魔法は銀色です」
「それじゃどうやら覚醒したらしいです。この世界にはモンスターが居るんですね。」
責任者は、魔法が使えるなんて羨ましい、と呟いた。