魔法協会の中はモダンな作りで、広いロビーに受付があった。
宗介が手続きをしている間、恋と䄭風はこの世界について話をしていた。
「樋山くん、この場所どう思う?」
「さあ。見当も付かない。新田さん、何にこにこしてるの?」
「魔法がある世界って、一回行ってみたかった。これは夢なのかな。」
「呑気だな。見た所大丈夫そうだけど、危ない世界だったら困るでしょ。ワープなんだし。」
どうやらこの世界には魔法が存在するらしい。
恋はドキドキしたが䄭風は深刻そうな顔をして俯いた。
受付は宗介の話を聞き終わると緊張した顔をして立ち上がった。
「大変珍しいケースです。これから避難所に連絡をします。その前に、異世界人の登録が必要になります。」
恋と宗介と䄭風は受付で異世界人の登録をした。