私が屋上へ着くと、タスクはフェンスにもたれるように座っていた。


「ここ、立ち入り禁止だよね?」


 タスクは首を縦に振った。


「いいの?」


 タスクはまた首を縦に振った。


 私はよくないでしょ、と心の中で突っ込んだ。同時に、この前みたいに普通に話してくれると思ったから、二人きりの空間でも無口な彼に少しがっかりした。


「で、何?」


 タスクは無言で手招きをする。私がタスクの近くで腰を下ろすと、彼はスマホの画面を突き出してきた。


[LI○E交換して]


 私はスマホを取り出して、彼のコードを読み取った。