「お、発見。

王子様、寝てらっしゃいますぜ」






レースのカーテンを除け、

夏美は大胆に部屋の中を覗いた。







「おーい、達也ー」







夏美は窓側に置かれたベッドで眠る達也を起こし、私と静香も窓に近寄った。