「さ〜てと。

給食も食ったし帰るか。


ごめんな、お前ら、巻き込んじまって」



「え、もう帰るの?

じゃあウチらも帰る?」







夏美がそう言って私を見てきた為、私は静香を見た。








「フカシって何?」








静香は真顔でそう言い、

達也と真也は再び笑い出した。







「しゃあねえな〜。

教えてやるから遊び行こうぜ」



「行く行く〜。

行くよな、マドカ」



「そだね、午後の授業はバックレますか」








二年との問題はまだ解決していないが、とりあえず三年とはトラブルにならなかった事にホッと胸を撫で下ろし、



私達はこの日、初めて一緒に帰り、

遊びに行った――