岡田先輩は背中を向けたままそう言い、他の三年も階段を降り始めた。 「お前らみたいな奴カッケーとは思うけどよ、 いずれ、痛い目見る事になるぜ」 岡田先輩がそう言って振り返ると、達也はクスッと笑った。 「でしょうね」 「ハハッ。 お前、大物だわ」 岡田先輩はそう言って去り、 少し下がった所で固まっていた私と夏美と静香の三人は、フウーっと息を付いた。