頭を悩ませ、しばらく無言で自転車をこいでると、静香がボソッと言った。 「郁美さんに頼むとかは? 夏美、気に入られたっぽいじゃん、あの人に」 「あー、なる程」 「いや… いくら三年同士でも、男の問題に女が口出せるのかな。 ヤンキーの世界は、よく分からないけど…」