帰り道、一人でテンションが上がりっぱなしの夏美をよそに、 私と静香は、同じ事を考えていた。 「どうしたの、二人共」 夏美が私や静香の顔を覗き込んで聞いてきた為、私は静香と顔を見合わせながら答えた。 「達也達…明日、学校に来るんでしょ? どうするんだろね、三年達の事…」 「あ、忘れてた…」