男と喋るのは苦手だけど、 この二人の空気は、なんとなく好き。 そんな印象を持った。 「じゃあな、明日学校でな」 空き缶をゴミ箱に捨て、 八代は私達にそう言って真也と歩き出した。 「あー、ちょっと待った!」 「………?」 夏美に呼び止められ、二人は振り返った。 「ウチらと友達なろうよ」