「あれだよ。

たしか、あのマンションの三階」






静香が指差す五階建てのマンションを見ていると、


コンビニの横を通り過ぎる瞬間、静香が急にブレーキをかけた。






「あぶなっ…

どうしたの急に…」



「居た」






静香の視線を目で追うと、コンビニのレジの辺りに八代達の姿が在り、


静香はそのままコンビニの敷地内へ入って行った為、私も後に続いた。