「あはは、拓真怒られてやんの」






二人が離れると、リン君が笑いながら言った。






「シラケたな〜リン。

ここで遊ぶには、バド2本とハシャグ断りがいるんだとさ〜」






拓真は袋の中身を覗き、なんの飲み物を抜かれたかを確認しながら呟いた。






「ここら辺って、東中か?」


「かもな。東中出身のアキラだって」


「ふうん、じゃあ熊谷さんか」






すると、

リン君は携帯を取り出し、誰かに電話しながら歩き出した。







「あ、お疲れ様です、ちょっといいすか」







リン君は少し離れた所で数分喋ると、電話を切って戻ってきた。