私達がそう答えると、美咲さんが呆れた口調でお母さんに言った。






「いいんだって、お母さん。

家で厄介者扱いされてんだから、連絡なんかする必要ないよ。


つーか、そんな親が子供を心配する資格ねーし」


「…でもねえ。

捜索願いとか、出されてないならいいんだけど…


ここに居ることを言って、もし家に来るようなら、私があなた達の親に暴力を辞めるように、説得することもできるんだからね。私はあなた達の味方だから、ちゃんと守るわよ」



「はい、大丈夫です。

ありがとうございます」






私がそう言うと、お母さんはニコッと笑い、ご飯の続きを食べ始め、私は母親が居ないし、明菜も本当の母親とは小さい頃から会っていない為、拓真の母親の優しさが人並み以上に嬉しかった。