「拓真君が居ないのに、家の人が帰ってきたら嫌だね。早く帰って来ないかな」
明菜はそう言いながら、勝手にテレビの電源を入れて、くつろぎ始めた。
「…明菜。
なんか昨日さ、楽しかったね」
「うん。
次は明菜の家〜って、拓真君が言い出した時はビビったけどね」
「あはは、うん」
明菜の家はマンションの為、私の家の前でやったような事は出来ないので、あの後、明菜は拓真を止め、
その後、拓真の部屋へ再び戻った私達は、寝る時、拓真のベッドを使えと進められたが、居候の身でそれは図々しいからと遠慮し、拓真かリン君が使いなよと言ったのだが、
結局、誰もベッドを使わず、テーブルを端に避け、四人全員が絨毯の上で雑魚寝をした。