中学三年の終業式。 明日から始まる夏休みの事で、頭がいっぱいなみんなは、体育館に整列するが、教師の話など誰も聞いてはいなく、私は近くに整列する生徒の視線が痛かった為、一人、下を向いていた。 「……。」 視線の先は、私の顔にできたアザ。 女の子がこんなアザを作ってきたら、そりゃあ誰でも気にはなるだろうけど。