「じゃあ、お疲れな」



「お疲れ様でーす」







夕方、仕事が終わった私達は、朝同様、家の近くのコンビニまで職場の人に送迎され、私達は家へ向かって歩き出した。







「あ、真弓。

今日の給料、お前の部屋に置いておいて」







私はそう言って、今日の給料が入った封筒を真弓に差し出した。








「おう」



「ごめんな。

明日の朝、今までの分も持っていくから、通帳作るまでの間だけ預かってて」



「任せなさい」






念の為、今日の分を真弓に預かってもらい、私は少し緊張しながら帰宅した。