真弓が言う様に、私はここ2年の間、あのヤキを入れられた日以来、なぜか牧村さんに気に入られ、


これまで特に大きな問題も無くヤンキーライフをノホホンと送ってこれたのも、全て牧村さんという強力なバックが付いていたからだった。






「…でも、年少って言ってもどうせ短期だろ。


半年位なら、チームに入るの少し遅らせて、牧村さんが戻ってきてから入ればよくねえか」







私がそう言うと、真弓は悩んだ顔をしながらタバコに手を伸ばした。







「…それは無理だろ、

前から卒業したら入るって言っちまってたんだし。


それに、灯火に入ろうが入るまいが、ヤラレル時はヤラレルだろ、どっちにしても」



「…まあな」