中学に上がると、父親の一方的だった暴力に、私は抵抗する様になった。




しかし、女が男に勝てる訳も無く、いつも簡単にねじ伏せられてしまい、悔し涙を呑んでいた。





男だったら、こんな奴なんかに負けないのに


こいつをぶっ飛ばせば、母さんも戻って来れたかも知れないのに




そう思うと、悔しくて悔しくて、無力な女に生まれてきた事を呪った。