すると、 左端に腰を降ろしていた咲希が、真っ直ぐと河原をボーっと見つめながら、私達に小さな声で言った。 「ごめんな」 そう言って咲希はアイスをくわえ、真っ直ぐ向いたままそれ以上、何も喋らなくなり、 ふいに千春が言った。 「何で謝んの」 「…何でって、 言わなくても分かるだろ…」 「……。」