あの事件以来、私達バスケ部3年は、見事に全員が強制退部の処分を受け、
バスケ部は、残った2年生6人と、1年生の3人だけとなった。
「先生に会ってかないの?」
出口へ向かう途中、ひみ子が聞いてきて、それに私が答えた。
「こんな試合の後に、どのツラ下げて会うんだよ…」
退部になったあの日から、バスケという生き甲斐を無くした私達は、全てにおいてやる気を無くし、
学校へも顔を出さず、無気力な毎日を送っていた為、
あれ以来、先生ともマトモに会話をしていない。
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