それから数日後。 この日の放課後、私達は真っ直ぐに帰宅せず、体育館へ寄って後輩達の練習を見ていた。 「チカー!視野狭い! マミに出せたろ、今」 「はい!!」 「カナ!離れすぎ! 簡単に入れさすな!!」 「はい!!」 体育館の入り口辺りから檄を飛ばしていると、そこへ男子バスケ部の顧問の先生が近付いてきた。