翌日の放課後。


部活に出ず、私達が帰宅しようと教室を出ると、廊下で顧問の先生が声を掛けてきた。







「ちょっと、

何してんの、あんた達。


まさか、芹沢達も部活に出ないつもり!?」






制服姿で鞄を持つ姿を見て、先生はそう言った。







「先生、

咲希の退部が取り消しになる可能性って、どの位あるんですか?」



「…正直、わからない。

期間が指定された禁止処分とかじゃないし、過去にも事例は無い処分らしくて…」



「…そうですか」