「とにかく! お前らは私に気にせず出ろよな、部活。 分かったか、千秋」 「…ん、 ああ、出ないよ」 「はあ? あんたまで、なに言ってんだよ」 私はイスから立ち上がり、鞄を手にすると、ゆっくりと歩き出しながら言った。 「咲希が居なきゃ、つまんないし」 「……。」