私と菅谷くんは一瞬パッと顔を合わせてから、笑った。

「「帰る!」」

 帰る準備を終わらせて、4人で部室を出る。私は最後に誰もいなくなった部室の電気を消した。そして、心の中でもう一度いつもの言葉を言い聞かせる。

「寂しくないよ。大丈夫」

 私は暗くなった部室を離れて、3人の所に駆け寄った。