消防署まで子供の足で歩いても十分足らずで着く距離だ。歩道もしっかりと整備されている。でも幼稚園の外へ出る以上、歩道を歩いていても何があるかわからない。
先頭を私が歩き、その後ろを二列になって子供達が歩いていく。最後尾から美里先生が見てくれている。
昨今、車が園児の列に突っ込むなどの痛ましいニュースを目にするので、細心の注意を払って向かった。小さい子供なので、注意をしていても何かに気を取られてこけてしまったり、立ち止まってしまうこともある。
信号の先に消防署が見えてきた。
「はしごしゃだ!」
「きゅうきゅうしゃは?」
「レスキューしゃがある! しってるか?」
信号待ちをしていても、興奮状態で危なっかしい。今にも走り出しそうで、私は気が気じゃなかった。
「みんな、信号が変わっても走っちゃダメよ!」
「「「はーい」」」
当たり前のことでも注意しておかないと、走り出す子がいるのだ。
先頭を私が歩き、その後ろを二列になって子供達が歩いていく。最後尾から美里先生が見てくれている。
昨今、車が園児の列に突っ込むなどの痛ましいニュースを目にするので、細心の注意を払って向かった。小さい子供なので、注意をしていても何かに気を取られてこけてしまったり、立ち止まってしまうこともある。
信号の先に消防署が見えてきた。
「はしごしゃだ!」
「きゅうきゅうしゃは?」
「レスキューしゃがある! しってるか?」
信号待ちをしていても、興奮状態で危なっかしい。今にも走り出しそうで、私は気が気じゃなかった。
「みんな、信号が変わっても走っちゃダメよ!」
「「「はーい」」」
当たり前のことでも注意しておかないと、走り出す子がいるのだ。