どのくらいの時間が経っただろうか。


ふと、目を覚ますと両隣に寝ていたはずの
友達が居なくなっていた。


慌てて起き上がると


居なくなっていたのは友達ではなく
俺の方だった。


正確に言うと


俺は寝袋ごとみんなと寝ていた
ブルーシートから落ちていたのだ。



下を見るとあと少しで湖に入るところで
やばい。と、俺は元の場所へ戻った。



あの時目を覚ましてなかったら
落ちてたな。

良かった。


明日起きたらみんなにこの話をしよう。


そうして俺は再び眠りについた。




翌朝、俺達は片付けをして
バレないようにと早めに湖を後にした。