次に出会ったのは3日後。その次に出会ったのも3日後。

どうやら彼女は3日おきに来るらしい。それでも俺は言ってしまう。

「また明日」

と。俺にとっての“明日”が今ではすっかり志那の来る日になっている。

もし3日おきがこのまま続くようならば、あと2回だろう。

話す事にもすっかり慣れた。あんなに緊張していたのが嘘のよう。

彼女について知った事。俺より2つ下の16歳って事。たった、それだけ。

俺も志那に教えた俺自身の事と言えば俺が18歳って事くらいだろう。

正直何話したかも覚えられなくて。少なすぎるだろと突っ込まれても仕方ない。

ただ忘れられないのは志那のあの笑顔。こんな風に例えるのは恥ずかしいけれど、

天使のような女神のような。どんな罪でも洗ってくれそうな……

……とまで言ったら大袈裟か。