「今は信じるよ。前はこんな運命を作った神様なんて信じなかった。

だけど生き返ってから信じてみようと思った。本当に奇跡だよな……」

あの時の事を思い出しながらぼんやりとしていると、

やらなければならない事を思い出して紙切れを志那に渡す。

紙切れには俺の住所が書いてある。そう、折角だから。

もう会う機会は減ってしまうだろうから、手紙のやり取りがしたい。

何かしらの繋がりは持っていたかったのだ。繋がりが消えるのは嫌だし。

志那は嫌がると思ったけれど、快く引き受けてくれた。

彼女からも住所を教えてもらい、その後は楽しい時間を過ごす。