「再来週の月曜日に決まったよ」

ある晴れた日。周りからすれば悪い知らせ、俺からすれば吉報が舞い込む。

“安楽死”。この国でも安楽死が認められて早数年。

俺も何時しかそれを望むようになっていて。

苦しいし退屈だし、死期が近い者って言う安楽死の条件はまさにぴったりだし。

これで苦しくて退屈な生活に終わりを告げる。これで良いんだ。

もう親にも迷惑かけらんないしな。これからの2週間、何をしよう。

そうだ。1人でも良いから異性の友達が欲しい。

元々友達と言うものが少なかったしな。

それにその数少ない友達から彼女の自慢話をされて羨ましくなったし。