その夜、みんなで夕食を済ませたあと、居間へ移ってパソコンを開いた。
妹とオヤジとオフクロに見せるためだ。
ホームページを表示させて、妹にマウスを渡した。
彼女は一心不乱に画面を見つめていた。
そして、すべてを見終わると手を止めて笑みを浮かべ、右手の親指を立てて頷き返してくれた。
ほっとしてオフクロに視線を移した。
妹の右横で嬉しそうに微笑んでいた。
気に入ってくれたようだ。
問題はオヤジだ。
妹の左横で腕組みをしたままじっと画面を見続けていたが、そこに笑みはなかった。
気に入らないのだろうかと一気に不安になり、ダメ出しされるかもしれないと思うと体温が下がったような感じがした。
そんな簡単にオヤジが首を縦に振るわけはないのだ。
そう思い至ると、今夜お披露目したのは拙速だったような気がして居たたまれなくなった。
しかし、後戻りはできない。
賽は投げられたのだ。
息を呑んで見つめていると、オヤジは画面から視線を外していきなり立ち上がった。
顔にはなんの表情も浮かんでいなかった。
えっ?
妹とオヤジとオフクロに見せるためだ。
ホームページを表示させて、妹にマウスを渡した。
彼女は一心不乱に画面を見つめていた。
そして、すべてを見終わると手を止めて笑みを浮かべ、右手の親指を立てて頷き返してくれた。
ほっとしてオフクロに視線を移した。
妹の右横で嬉しそうに微笑んでいた。
気に入ってくれたようだ。
問題はオヤジだ。
妹の左横で腕組みをしたままじっと画面を見続けていたが、そこに笑みはなかった。
気に入らないのだろうかと一気に不安になり、ダメ出しされるかもしれないと思うと体温が下がったような感じがした。
そんな簡単にオヤジが首を縦に振るわけはないのだ。
そう思い至ると、今夜お披露目したのは拙速だったような気がして居たたまれなくなった。
しかし、後戻りはできない。
賽は投げられたのだ。
息を呑んで見つめていると、オヤジは画面から視線を外していきなり立ち上がった。
顔にはなんの表情も浮かんでいなかった。
えっ?