そこでこの話はこれで終わりになるか、そう思われていた。 「いや駄目だって、これで最後なんだよ最後、そこで私とりききでストーリーを考えたり製本したりして、さきのんが絵を描いたら良いんだって」 「でも受験勉強があるんだから……」 よいっこの勢いに負けないよう、さきのんは反対する。