ファイナルステージ
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「この、鬼っ!悪魔っ!私を殺す気かあ~っ!」


程なく目を覚ました子豚は、シチローに向かってありったけの罵声を浴びせてきた。


「悪かったよコブちゃん♪ワザとじゃ無いんだから、そんなに怒らないでよ♪」


「ワザとやられてたまるかっ!訴えるぞコラァ~!」


過酷な対決の後で、子豚もずいぶんこたえているだろうと心配したが、それだけ怒る元気があれば大丈夫のようだ。


「ところで凪…オイラ達、これから一体どうすればいいんだ?」


話題をそらす為に、シチローは凪に向かってそんな話題を投げかけた。


「それは勿論、『mother』を探しに行くのだけれど…」


このバーチャルワールドのどこかに、motherは存在する…しかし、実際問題どこにあるのか、凪にも想像がつかなかった。


「これだけ広いと探すのも大変よね…何かヒントがあれば良いんだけど…」


「とりあえず、西の方にでも行ってみる?」


「でも、またT9000が出て来たらどうするの?」


「う~ん……」