「大変な事になってる
みたいだな…未来は…」


メールを読み終わって、一同は深い溜め息をついた。


一度は命懸けで共にアンドロイド相手に戦った
凪が、こうして助けを求めているのである。


しかも、未来の事とはいえ人類の危機となっては、黙って見過ごす訳にはいかない。


「どうする?シチロー…」


てぃーだが不安そうな表情で尋ねた。


時空を超えて未来へ来いというのだ。しかも、命の危険さえ伴う戦場に…


皆が不安になるのも無理はない…てぃーだは、この決断をシチローに委ねた。


「…………」


シチローは判断に悩んだ。


今度の地は戦場である。


果たして大事な仲間達をこんな危険な任務に就かせる事が、許されるものなのだろうか?