長い通路を通って部屋に案内されたシチロー達は、その光景に歓喜の声を上げた。


「わぁぁ~~~♪スゴイご馳走~♪」


円いテーブルに並べられた豪華な料理の数々。


そのどれもがボリュームたっぷりで、果たしてこの人数で食べきれるだろうかと心配になる程だ。


そして、壁には『チャーリーズエンゼルパイ歓迎会』と書かれた、凪のお手製の垂れ幕が貼られていた。


「凪ィ~♪ありがとう~~♪感激だわ!」


思いがけない凪の心遣いに大感激した子豚は、凪の方に駆け寄り思い切り抱きしめた。


「も~ぅ♪コブちゃん、大げさだってば~♪」


そう言いながらも、凪も皆の嬉しそうな顔を見てまんざらでもない様子だ。


やがて、戦場の恐怖からはしばし離れ、凪の音頭で『チャリパイ歓迎会』が始まった。


「それでは皆さん、お手元のグラスを持って下さい♪
明日から私達は、巨大な敵『機械軍団』を相手に戦う事になりますが…
今夜はその事は忘れて、おもいっきり楽しんで下さいね♪
それでは、人類の未来にカンパ~イ♪」



「カンパァ~~イ♪」