もとはと言えば、現代へ戻るタイムトンネルの手違いで来てしまった江戸時代だったが、今となってはより良き仲間のチャリパイと水戸の一行。


別れの餞別にと、子豚は未開封のカップラーメン、ひろきは缶ビールを光圀に贈った。


「いやはや、こんなに色々と貰っては申し訳ないのう♪儂もそなた達に何か差し上げる物があれば良いのだが……」


「それじゃあ~御隠居♪印籠ちょうだい♪」


「誰がやるかっ!」


子豚のボケと光圀のツッコミも抜群の相性のようである。


「仕方がない……
子豚さん、この弥七からは風車を餞別に!」


「それ、別にいらないわ……」


「やっぱり……」