「この地域は『特別保護地区』といって、周囲
50キロを軍がかためて『機械軍』の攻撃から守ってくれているの…
戦闘区域は酷いものだわ!
…こうしている今だって、果たして何人の人々が命を落としている事か…」


「そうだったのか…」


言いようのない不安感がシチロー達を襲った。



「……………」



沈んだ顔の4人を見て、少し気の毒に思ったのか…突然、凪が明るい声でこんな事を言い出した。


「まあ~、その話は明日にでもするとして♪
今夜は私達の久しぶりの再開を祝って、楽しく食事会でもしましょう♪」


4人がやって来る事を、シチローのメールの返信で知った凪は、仲間と一緒に『チャーリーズエンゼルパイ歓迎会』の準備をしていたのだ。


「やったぁ~♪宴会だ~♪」


「未来の食事楽しみだわ~♪」


こんな時の頭の切り換えは、実に早い子豚とひろきだった。