「くおぉぉらぁぁ~~!おまえらあぁぁ~!そこで何やっとるかあぁぁ~!」


ふと気が付くと、シチローと光圀の目の前には、ものすごい形相の悪代官達が立っていた。


「あ。ヤベ…サボってるのがバレた……」


「いや…私達はちょっと休憩をですな……」


三人を前にして、ちょっぴりおどけた様子で弁解をするシチロー達だったが、悪代官達が怒っているのは無論そんな事ではない。


「そんなこたぁ~どうでもいいから早く火を消さんか~!爆発したらどうするつもりだ!」



「ん…?爆発?」



シチローと光圀は、きょとんとした顔でお互いを見合わせた。


そして、数秒ほど思案したのちにその顔は不敵な笑みに変わる。


(ハハ~ンなるほど♪
要するに、この箱の中には、そういう物が入ってるって訳だ♪)