「皆さん、よくいらして下さいました♪お待ちしてましたよ♪」


久しぶりの再開に、自然と皆の顔はほころんだ。


「元気そうじゃない♪
凪~突然あんなメールくれるから驚いちゃったわよ♪」


「そうそう♪メールじゃ人類の危機とかって言ってたけど、全然そんな雰囲気に見えないよ♪」


シチローが凪にそんな
言葉を投げかけると、凪の表情が変わった。


「いえ…シチロー…あのメールは本当の事よ…今、人類はかつて無い程の危機に瀕しているわ!」


そんな凪の深刻そうな表情に、シチロー達は腑に落ちないといった顔で互いを見合わせた。


「だって、全然平和そうじゃない…」


シチロー達が不思議がるのも無理はない。


ここには、爆煙はおろか兵士達の姿も見当たらない。


凪は、種明かしをするべく、その理由を語り出した。