今、明らかにされた天下の一大事『将軍暗殺計画』!
天井裏でその話を聞いていた弥七が、思わず生つばをごくりと飲み込んだ。
(こりゃあ大変な事を聞いちまったな…早く御隠居に報告しねえと…)
天井裏で険しい顔の弥七とは対照的に、下の二人は不敵な笑みをこぼす。
「ふっふっふっ…」
「いや、そうなればこの越後屋も、益々商いがし易くなると言うものです♪」
「はっはっは♪
越後屋~~お主もなかなか悪よのう~♪」
「いえいえ、お代官様ほどではありませぬ♪」
「わぁ~っはっはっは~~~♪」
まるで時代劇のワンシーンのような光景に、てぃーだが思わず呟いた。
「あれって、まさか台本があるんじゃないでしょうね……」
もしかしたら自分達がいるこの江戸時代も、コンピューター『mother』の作り出したバーチャルワールドの続きなんじゃないか…なんて思いまでし始めたチャリパイの四人であった。
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