長いようで短かった未来での滞在も、今日が最後の日となった。
「チャリパイの皆さん。私の無理なお願いをきいてくれて、そして助けてくれて本当にありがとう!私、この恩は決して忘れませんから!」
シチロー達を2009年へと戻す為のタイムトンネル製造装置の前で、凪は
4人に心からの感謝の言葉を述べた。
「よかったね♪~凪♪
これで未来も安心だよ♪」
「今度は凪を2009年に呼んで、みんなで飲み会でもしましょうよ♪」
「その時は『桜エビ』のお土産、いっぱい持って来てね♪凪♪」
「はい♪是非とも♪」
別れを惜しみつつも、穏やかな笑顔で最後の挨拶を交わし、シチロー達はタイムトンネル出現予定場所へと整列をする。
「はい、じゃあ~その枠からはみ出さないようにして待ってなさい」
何やら計器の沢山並んだ操作盤の前に座り、
メルモがシチロー達に指示を送る。
「はい!準備はいいかな♪…ところで凪?
あの4人を送る地点はどこだったかいな?」
「え~っと…確か…」
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