「何考えてんだあぁぁ!シチロォォォォッ!」



シチローと共にヤクザに追われながら、ひろきがキレた。


「大体、何で『裏声』なのよ!あたしが言ったみたいじゃないかっ!」


走りながら、シチローは頭を掻いて弁解する。


「いやあ~♪
だってもし万が一捕まっても、女の子の方が何かと手加減してもらえるかもしれないから♪」















「待ちやがれぇぇ~っ!このアマ~!
テメエ『シャブ浸けにして香港に売り飛ばしてやる』からなぁぁ~!」


「全然手加減してくれてないだろっ!」


「コリャ…絶対捕まれないな…」