てぃーだと子豚は、呆然とした顔でその様子を見ていた。


「何やってんのかしら…あの2人…」


「まぁ、確かにあの場所には誰も居なくなったけどね…」


今しがたまで、ヤクザに脅されていた気弱そうな男性も、いつの間にかその場から消えてしまっていたようだ。


「向こうの方へ走って行ったけど…あの2人、
タイムトンネルが現れるまでに戻って来れるかしら?」


「時間までに逃げ切れれば良いけどね…」




未来からのタイムトンネルが現れる時刻は、もう間近まで迫っていた。