そう返事をすると



「とっていいよ」



そう優しく言われて



皆実くんの黒ぶち眼鏡に手をかける。


ゆっくりと引き向くと、皆実くんのきれいなこはく色の瞳と目があった。



「皆実くん、すっごくかっこいいよ」


「心結がそう言ってくれて嬉しい」




じぃ~と見つめられる。



初めて感じる皆実くんの雰囲気に思わず目を逸らした。



「ちょっと照れる」


「僕のこと見てくれないなら眼鏡つける」


「え!なんで!」


「だって、ずっと心結に見つめられていたいからね」





カフェオレのような淡い恋が始まった気がした。