『皆実くんは眼鏡も似合いそう』




そんな小学1年生のときに言った一言。



それから皆実くんは眼鏡をつけ始めた。




『皆実くん、眼鏡にしたの!!』


『うん。
 似合ってるかな?』




少し照れたみたいにきれいな髪をくるくるとする皆実くん。



『うん!似合ってる!
 すっごくかっこいいよ』



わたしはこのとき事の重大さに気づいていなかったの。