小声で言った和音ちゃんの言葉に、私はまた赤面した。
本当にそんな未来が、来てくれるのかな…!?
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1日、薬指の赤い痕を隠しながら過ごした私は、夜、ベッドに寝転びながらスマートフォンを見た。
なりいきで、中村くんに寝坊しないおまじないを教えることになっちゃったから、そのおまじないについて調べておかないと。
そう思って、画面をスクロールする。
「へぇ、枕に向かって、何時に起きますって宣言して、その時間分、枕をたたく…なんておまじないがあるんだ」
調べてみれば、意外と出てくるものなんだなぁ。
これ、今度中村くんに教えてあげようっ。
私はその他にも、いくつかのおまじないを調べたあと、スマートフォンを伏せて眠りについた。
――ちょーぉーだい…
ん…んん…。
なに、この声…?
地の底からひびいてるような、不気味な声…。