帰りの雨の中、私は雨合羽を着て自転車で帰ります。
雷もひどくなり、激しい音が鳴り響いています。
昨日とは打って変わったかのように、帰り道の風景が心配になるほど怖く見えます。
帰宅すると直ぐにでもノートを手に取りミーコの顔を見たかったのですが、着いた雨でノートを濡らしてしまうと考えました。
丁寧に身の回りの雨をタオルで拭いてから、ノートの側に近づきます。
ノートを開くと、ミーコは笑顔で迎えてくれます。
「おかえりー」
そんな笑顔を見ると、心から不安が消え去っていくようでした。
「ただいま、ミーコ。雷怖くなかった?」
慌てるように出た言葉は、今もゴロゴロと鳴っている雷の話題でした。
その問いかけに、ミーコは不思議そうな表情で沈黙しています。
窓の外が光り地響きとも取れる大きな音がすると、私は今日の中で一番大きな雷の音に、声を出し驚いてしまいました。
「うわっ」「おー」
私の反応とは正反対に、喜んでいるようなミーコの声が聞こえます。
お互いが違う反応をしたことに疑問に思うと、目を合わせていました。
私は、問いただしていました。
「ミーコ、怖くないの?」
ミーコは不思議そうに答えます。
「今のはびっくりしたけど、ミーコ怖くないよ。あっ光った」
空が光り数秒後に雷の音が聞こえると、また喜んでいます。
どうやらミーコは、雷の音は怖くないようです。
私は自分に言い聞かせます。
雷もひどくなり、激しい音が鳴り響いています。
昨日とは打って変わったかのように、帰り道の風景が心配になるほど怖く見えます。
帰宅すると直ぐにでもノートを手に取りミーコの顔を見たかったのですが、着いた雨でノートを濡らしてしまうと考えました。
丁寧に身の回りの雨をタオルで拭いてから、ノートの側に近づきます。
ノートを開くと、ミーコは笑顔で迎えてくれます。
「おかえりー」
そんな笑顔を見ると、心から不安が消え去っていくようでした。
「ただいま、ミーコ。雷怖くなかった?」
慌てるように出た言葉は、今もゴロゴロと鳴っている雷の話題でした。
その問いかけに、ミーコは不思議そうな表情で沈黙しています。
窓の外が光り地響きとも取れる大きな音がすると、私は今日の中で一番大きな雷の音に、声を出し驚いてしまいました。
「うわっ」「おー」
私の反応とは正反対に、喜んでいるようなミーコの声が聞こえます。
お互いが違う反応をしたことに疑問に思うと、目を合わせていました。
私は、問いただしていました。
「ミーコ、怖くないの?」
ミーコは不思議そうに答えます。
「今のはびっくりしたけど、ミーコ怖くないよ。あっ光った」
空が光り数秒後に雷の音が聞こえると、また喜んでいます。
どうやらミーコは、雷の音は怖くないようです。
私は自分に言い聞かせます。