心の整理がつき学校に行けば私を虐めていた百々と杏奈が転校したと聞いた。でもその2人が居なくなった所で私を虐めてくる人は沢山いる。私は虐められるのに慣れているからまたいつもの日常生活に戻っただけ、そう思っいた。
私はいつも通り掃除を1人でしていると急に千晃君に話しかけられた
「なんで逆らわないの?なんで言われるままで言う事聞いてんの?」
私は固まってしまった。
「私だって虐められるのは嫌だよ!でも私は生きてる価値もない!だったらストレス発散の道具になって自分の価値を自分で作るしかないの!」
つい大声を出してしまった。今までこんな事誰にも言ったことないのに。千晃君は少し驚いた顔をした後こちらに歩き出して私を優しく抱きしめてくれた
「そうだったんだな。何も知らないのに勝手な事言ってごめんな。でもこれからは俺が傍に居るから自分に価値が無いなんてそんな悲しい事を言うなよ…」
私びっくりして言葉が出なかった。でも千晃君の言葉を聞いて私は涙が止まらかった。初めて言われた誰かが私の傍にいてくれるなんて今まで無かった
「どうして私をそんなに気にかけてくれるの?私にはなんの価値もないのに…。」
私は泣きながら千晃君に聞いた
「ゆきは価値の無い人間なんかじゃない。俺はゆきのおかげでこの学校のこと知れたし他の人とも仲良くなれた。」
私のおかげ…私はただ先生に言われて学校を案内してただけなのにそんな風に思ってくれてたんだ
「でも私と一緒にいたから千晃君まで虐められるよ。それに私千晃君の傍にいていい人間じゃないよ…」
私は千晃君には普通の学校生活を送ってほしい私と関わったらそれが出来なくなるでも千晃君は優しく頭を撫でてくれあ
「そんなの関係無い。好きになった人の傍にいたいと思うのは当然だろ?それに俺が傍にいたら虐めてくる奴も関わってこない」
好き?私の事が好き?これは夢なの?価値の無い私を好きになってくれる人がいるなんて
「なら我儘言ってもいい?」
千晃君は優しく頷いてくれた
「いいよ。なんでも言って」
「私千晃君と一緒にいたい…千晃君と付き合いたい…!」
私はまた泣いてしまった。自分の気持ちを相手に伝えるのなんてで私を受け入れてくれる人に出会えて私は幸せ
「もちろん。これからは俺がゆきを守るから」
千晃君は私にキスをしてくれた。私は驚いたけど嬉しかった