「藍ちゃん、そーいうのはまだ待ってって…言ったよな?」


『さぁ、どうだろう?知らない、忘れた』


「へぇー…そう。藍ちゃん記憶力悪いんだ」


『そうかもね、すぐに忘れちゃう』


「あー…そ。じゃあこれから俺がすることもちゃんと明日には忘れてね?」



──…え、


って、言い返す間もなく…少し身体を離した篠宮は私の唇を塞いで、、荒々しいキスを繰り返してくる。



『んぅ─…しのっ、』


「麻斗…って、呼べよ」


口から漏れる言葉に文句を言われ、、



『あっ…ざと、』



大人しく従って名前を呼んでみせると、満足したのか私を抱き締める腕に力を込めて…再びキスの嵐が降ってきた




──…窒息死するっ!!



って思うくらいに、篠宮のキスは毎回激しい。キスが好きなのかな…?後頭部に回されていた手をズラして髪を撫でたり、頬を撫でたり…



胸がドキドキとするようなことをたくさんシてくる篠宮はやっぱり─…こういうことに慣れているのだろうか?