─…バンッ、と勢いよく図書室の扉が開かれ、



「─…藍ちゃんっ、ごめん!!さっきの全部嘘だから!志帆が居たから仕方なく藍ちゃんに冷たい態度とるしか…無く、って─…」




グダグダ何かを述べながら入ってきた篠宮は…私と謎の男によるよく分からないこの状況を目の当たりにした結果、、




「──日向《ひゅうが》、何してんだよ」




ブチ切れてしまった。っというのも、日向と呼ばれた彼が何か言葉を発するよりも前に…飛ぶようなスピードでこちらに向かってきた篠宮が猛烈な飛び蹴りを食らわせたことにより、、




私の目の前から日向という男が吹っ飛んでいったのだ。




篠宮は私を一瞬視界に入れると、胸ぐらを掴まれていたせいで乱れてしまっている制服を見て何か良くない勘違いを起こしたのか、、




「………殺す、」



っと、低い声てそう呟いたかと思うと…後ろに手をついて座り込んでいた日向の上に馬乗りになる





「日向─…誰に手ぇ出したのか、分かってんだろーな?」




拳を作った手を高く掲げ…それを容赦なく振りかざした篠宮。鈍い音が部屋中に響いて…思わず目を逸らしてしまう