「…な、何で…」


2人とも目は一切笑っていないのに、顔は微笑んでいるから不気味にも程がある。

怖い、怖すぎる。

人の部屋に無断侵入して寛ぐってどういうこと。


「何驚いた顔してるの?早くこっちに来なよ」


この状況が理解出来ず固まっていると、真雪が私に近寄りグイッと腕を引っ張った。


「わっ!」

「危ないなぁ。美雨(みう)ちゃんはドジなんだから転んじゃうでしょ」


転びそうになった先にいたのは千尋で。
抱き留めた千尋が私のお尻を両手で鷲掴みにした。


「ちょ、ちょっと!変態!離してよ!」

「んー、あんまり好みじゃないかな」

「人の話を聞け!触るな!」


勝手にセクハラしといて好みじゃないかなってなんだよ!柔らかさ?大きさ?ってそんなことどうでもいいわ!